話題作「キングダム」遅れながらようやく鑑賞してきたよ。
ネタバレない感じで、感想など伝えてみる。
目次
キングダムとは?
現在進行形で週刊ヤングジャンプで大好評連載中の作品であり、中国の春秋戦国時代(なんと紀元前)の物語。
物語は皆さんが授業などで聞いたことがあると思うけど、中華統一を目指す秦王(後の秦の始皇帝)と中華全土に名前を残す大将軍を目指す主人公の信のストーリー。
ちなみにこの時代の日本は弥生時代でようやく稲作が始まったころだとか・・・・
映画としてのキングダム
現在コミックスは50巻を超える大作となっていますが、今回の映画は1~5巻までのストーリーを再現してた。
コミックス作品が映画化されるのは最近では珍しくはありませんが、人気作品になればなるほどコケたときのバッシングは大きくなるもの・・・
自分が見た中では、るろうに剣心が見る前はこれはコケるなと思ったけど、実際見たらものすごく面白かった。
やはり、実写化するときは変に手を加えないで、原作に忠実にこれが基本だと思う。
主なキャストとその感想
信(山崎賢人)
いわゆる主人公キャラにありがちな熱血漢、正義感のあるキャラをしっかりと演じていたと思う。
政・漂(吉沢亮)<二役>
政としての役がほとんどです。秦の王らしく言葉に力を持たせる、仲間を鼓舞するシーンが見事だったよ。
楊端和(長澤まさみ)
山の美しい王。堂々としたたたずまいや戦闘シーンでのカッコよさ、長澤まさみさん以外に適役はいないって思ってしまうほど、美しく見とれてしまった。
河了貂(橋本環奈)
原作では信から、ガキンチョって言われてるキャラでしたので橋本環奈さんはもう大人の女優さんですので再現は難しいと思ったけど、蓑の姿や、髪形、話し方を寄せて再現していて物語のポイントで明るいキャラを発揮してたね。
成キョウ(本郷奏多)
今作メインとなる仇。原作での憎たらしい感じがメチャクチャ出ていたww
いわゆる悪役の良さが作品の良さを決めることがあるというならばある意味MVPでしょうね。
昌文君(高嶋政宏)
原作の昌文君のイメージは自分の中では、戦闘力と知力のあるじいやみたいな感じだから、高嶋さんはイメージ的にまだまだ若いんですよね。エネルギッシュだし。
王騎(大沢たかお)
このキャスティング聴いたとき、は?大沢たかおさん?って思った。だって王騎って序盤は変なキャラじゃん。それと、相反するように大沢たかおさんはどちらかといえば正統派の役者さん。
しかし!実際に見てみたら王騎じゃんってなったw話し方の寄せ方が上手すぎる。
やっぱり演技力のある役者さんは何やっても上手いんだね。
全体としての感想
自分が求めていた再現度がとても高く、かなりの良作品だったと思う。キャスティングもすごく良くて、原作ファンからブーイングなど出ることもないんじゃないかな?
特に山の民の戦闘シーンや、多くの軍勢が入り乱れる戦闘シーンなども含め途中でダレることもなく最初から最後まで飽きることがなく見ることができたし、映画の枠の中で政がなぜ弟に玉座を奪われすぐにでも奪還しようとしているのかなど内政のことも分かりやすくしていたと思うよ。
こうなってくると、やっぱり続編を期待せずにはいられないよね。冒頭に行ったるろうに剣心も続編が作られたくらいだから。
合従軍のシーンとか実写化するのは製作費もキャスティングもものすごく大変だと思うけど、それを期待せずにはいられないし王騎将軍も短いシーンだけだったからやはり戦のシーンが見たいよね。
なんか久々に、2回目の映画館鑑賞しそうw